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重要文化財 旧木下家住宅
旧木下家住宅
旧木下家住宅は、勝山市の西郊に所在する民家で、その建設には、永平寺大工が関わった。正面の左右に突出部を設ける、いわゆる両袖造(りょうそでづくり)の外観をもつ造りです。
平面は、正面側を板敷の広間とし、その奥に、2列に座敷を配置しています。
旧木下家住宅は、越前地方に分布した前広間型(まえひろまがた)平面を基本として、発展した形式をもつ大型民家であり、越前地方における民家の変遷を示すものとして重要です。
また、永平寺大工が関わった質の高い民家としても、高い価値が認められています。
間取りは、福井市東部から永平寺町、勝山市、大野市に分布した前広間型の平面を基本とし、玄関を入ると広い土間空間、その奥に八畳の和室が4部屋、さらにブツダンノマやボウズベヤなどを配置した、この地域に特徴的な姿を残しています。
また、建物は、正面の両側(東西方面)にウマヤやナガシなどの張り出し部をもち、当地域の大型民家の発展する過程を見ることができます。
さらに、永平寺門前の大工集団(永平寺大工)が普請に関わっており、木材の高い加工精度にも価値が認められます。
その時の普請帳も残されており、当時の築造の過程がよみとれます。
旧木下家住宅のカタログ
店舗情報
店舗名 | 旧木下家住宅 |
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住所 | 911-0055 勝山市北郷町伊知地5-3 |
電話番号 | 0779-88-8113 |
メールアドレス | shiseki@city.katsuyama.lg.jp |
ホームページ | https://www.rekikenkatuyo-fu.com/property/kyukinoshitake |
営業時間 | 9:00〜16:00 |
定休日 | 水曜日 |
地図 |