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臨済宗南禅寺派 圓照寺

圓照寺

圓照寺

 寺の由来は、昔、春日明神の神託によって刻まれた大日如来像を、奈良三笠山より、若狭堂谷の地に遷して一宇を建立し、ここに奉安して遠松寺と号したのに始まります。のち南川の大洪水による災害から、文安元年(1444)対岸の現在地に移して円照寺と名を改め、真言宗より臨済宗に改宗しています。
 重要文化財の大日如来坐像は、本堂右側にある寛政7年(1795)再建の大日堂に安置されています。高さ251.5cmの大作で、12世紀初頭の作です。頭を鉢で張って、顎を小さくつくり、体部も両肩を張り、銅を引き締めて逆三角形にまとめ、しかも両肘と膝の張りが充分で全体に安定感のよい造型を示しており、特に面相の伏目の両眼、細い両腕、彫りの浅い衣分の彫り口などに平安時代末期の特色がみられます。新しい時代の息吹が感じられる鎌倉彫刻の先駆的な像です。
 庭園は、馬蹄形に似た形の池があり、斜面上方に流石組を兼ねた三尊石組があり、幽玄な庭観式林泉庭園です。この池にはモリアオガエルが生息しています。

圓照寺のカタログ

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参道

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圓照寺(えんしょうじ、円照寺)は、福井県小浜市尾崎にある臨済宗南禅寺派の寺院。
 山号は地久山。本尊は大日如来。大和国春日大社の神託で彫られた大日如来像を三笠山にて祀ったのち、南川対岸の谷田部地区の若狭堂谷に真言宗遠松寺を建立し祀ったという。
 南川の洪水により、文安元年(1444年)に現在地に移して圓照寺と名を改め、より臨済宗南禅寺派に改宗。
 若狭観音霊場第19番札所。

本尊(大日如来)

本尊(大日如来)
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 重要文化財の大日如来坐像は、本堂右側にある寛政7年(1795)再建の大日堂に安置されています。高さ251.5cmの大作で、12世紀初頭の作です。
 頭を鉢で張って、顎を小さくつくり、体部も両肩を張り、銅を引き締めて逆三角形にまとめ、しかも両肘と膝の張りが充分で全体に安定感のよい造型を示しており、特に面相の伏目の両眼、細い両腕、彫りの浅い衣分の彫り口などに平安時代末期の特色がみられます。
 新しい時代の息吹が感じられる鎌倉彫刻の先駆的な像です。

庭圓

庭圓
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モリアオガエルの生息する庭園、四季折々の禅寺に、金色に輝く北陸随一の大日如来様がいらっしゃいます。

店舗情報

店舗名 圓照寺
住所 917-0032
小浜市尾崎22-15
電話番号 0770-56-1902
メールアドレス hiroki00778@gmail.com
ホームページ https://wakasa-obama.jp/spot/enshoji/
営業時間 9:00-18:00(11月〜4月は17:00まで)
定休日 年中無休
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