瓜割の滝
若狭町の天徳寺境内奥に位置する「瓜割の滝」は、山あいの岩間から湧き出る清泉で、一年を通して水温が変わらず、夏でも水につけておいた瓜が割れるほど冷たい事から、その名前がつけられました。
瓜割の滝から湧き出る瓜割の水は、幾重もの地層が自然のフィルターとなり、長い歳月をかけてろ過した純度の高いミネラル成分が溶け込んだ水となっており、多くの人々に愛飲され親しまれています。
保存可能期間についても、名水百選の中でトップクラスにランクされます。
その水中の赤い石には、この水質水温でのみ生育する、めずらしい紅藻類(ヒルデンブリンチアリブラリス)が繁殖しています。
熊川宿
熊川の宿は、若狭から京都を結ぶ重要な宿場で、特に天正17年以来発展を続けました。
奉行所・番所・お蔵屋敷の跡が残り、情緒あふれる街道沿いには、昔ながらの用水路が水を湛えて流れています。
平成8年に熊川宿は、重要伝統的建造物群保存地区に選定され、往年の繁栄を偲ぶ町並みが保存されています。
また、平成27年に熊川宿を含む鯖街道が「~御食国若狭と鯖街道~」として日本遺産に認定されました。
しかし18世紀後半になって若狭湾で多種類の海産物に混じり大量の鯖が水揚げされるようになって以来、若狭の海で捕れた鯖を鯖街道(と後に呼ばれる)を通って京都まで運び、人々が大衆魚として賞味しました。
また祭礼にもよく用いられたようです。
これらが運ばれた道は幾通りもありましたが、鯖の運ばれた道の総称が今も残る「鯖街道」です。
船小屋
三方湖の湖畔にある茅葺きの舟小屋。舟小屋は江戸時代からあったといわれ、対岸の梅畑や水田を往来し、農作業や農作物の運搬に使用する舟を格納していました。
茅葺き屋根は通気性や断熱性に優れ、長持ちするなどの利点があることから、多雨多雪なこの地域では茅葺きの舟小屋が建てられました。
明治から昭和の中頃にかけては、特産の青梅を舟に乗せ、主に女性が、艪(ろ)を漕ぎ、櫂(かい)をかき、「梅運び唄(梅売り唄)」を歌いながら、敦賀や美浜の市場や民家などへ売りに出ていました。
昭和50年代になると、対岸へ繋がる農道が整備されたことから、舟を使用する機会が少なくなり、現在では往昔の姿を伝える資源として保存されています。
店舗情報
店舗名 | 若狭町 観光情報 |
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住所 | 919-1331 三方上中郡若狭町鳥浜122-27-1 |
電話番号 | 0770-45-0113 |
FAX番号 | 0770-45-0129 |
メールアドレス | wakasa@wakasa-mikatagoko.jp |
ホームページ | http://www.wakasa-mikatagoko.jp/ |
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