曹洞宗大本山 永平寺
永平寺は今から約770年前(寛元2年)に道元禅師によって開かれた座禅修行の道場です。
境内は三方を山に囲まれた深山幽谷後に大小70余りの建物が並んでいます。
永平寺を開かれた道元禅師は正治2年(1200年)京都の生まれ、14歳の時に比叡山で出家し、24歳の春中国に渡り天童山の如浄禅師について厳しい修行をされて、お釈迦さまから伝わった「座禅」という正しい仏教の教えを受け継がれて日本気帰ってこられました。
初めは京都に道場を作られましたが、寛元元年(1243年)波多野義重公の要請もあり越前の国に写られ永平寺を開かれました。
現在は曹洞宗の大本山として、僧侶の育成と壇信徒の信仰の源となっています。
曹洞宗大本山 永平寺のカタログ
法堂(はっとう)
寺院の建物のことを一般に伽藍と言います。
これは僧侶が修行をする清浄な場所という意味があります。
この中でも特に七つのお堂は「七堂伽藍」と呼ばれ、日常の修行に欠かすことのできない重要な建物です。
「七堂伽藍」とは山門、仏殿、僧堂、庫院、東司、浴室、法堂のことで、特に僧堂、東司、浴室は三黙道場と言って一切の私語は禁止されています。
山門
永平寺最古の建物で、三解脱門とも称せられ、仏の世界に入る関門です。
寛延二年(一七四九年)に再建された中国唐時代の楼閣門で、両側には仏教の守護神である四天王が安置され、見上げると吉祥山永平寺の命名の由来である「吉祥の額」が掲げられています。
福井県の文化財にもなっています。
承陽殿
明治4年の改築で、永平寺の御開山道元禅師の御真廟いわばお墓であり、日本曹洞宗の発祥の根源として曹洞宗の聖地とも言うべき場所です。
階段を上った奥の本殿は昭和5年に改修されたもので、中央に御開山道元禅師の御尊影と御霊骨を安置してあります。
仏殿
明治35年の改築で、中国宋時代の様式の二重屋根と床は石畳となった大変美しい伽藍です。
中央の須弥壇と呼ばれる壇の上には本尊の釈迦牟尼仏(お釈迦様)が祀られ、三体の仏像は向かって左から過去・現在・未来の三世を現わしています。
また、欄間には禅宗の逸話が図案化された12枚の彫刻がはめられています。
寂光苑
道元禅師750階大遠忌の記念行事として平成12年に新たに整備されました。
苑内には、道元禅師の父母の恩に報いる「父母塔」、出家の志を立てた姿を現す「稚髪像」、明全和尚とともに中国に渡り如浄禅師と出会い正しい仏の道を得た「明全塔」と「如浄塔」など道元禅師の御一代が偲ばれる像塔がならび、その奥には永平寺歴代の住職のお墓になっています。
店舗情報
店舗名 | 曹洞宗大本山 永平寺 |
---|---|
住所 | 910-1294 吉田郡永平寺町志比5-15 |
電話番号 | 0776-63-3102 |
FAX番号 | 0776-63-3102 |
メールアドレス | kankou@town.eiheiji.lg.jp |
ホームページ | http://www.eiheiji.jp/webapps/www/leisure/detail.jsp?id=184 |
地図 |