西福寺(その1)
若狭湾に臨む敦賀市に、「新日本名木百選」に入選した「スダジイ」で 有名な勅願所西福寺がある。西福寺は正平23年(1368)、良如上人が諸国行脚の途中奇瑞を感じ「仏法有縁の地である」と寺の建立を発願。
朝廷の許しを得て、足利義満が堂塔を完成させた寺で、その後、敦賀の本山として栄えた寺である。
山門をくぐると正面に御影堂(みえいどう)があるが、浄土宗で御影堂と呼ぶのは、法然上人を祀るお堂で、安置されるお像は法然上人61歳の等身大の木像である。
現在でも北陸有数の文化財を保有しており、阿弥陀堂などの伽藍は随時拝観できるが、宝物は毎年11月3・4日に公開される。観経曼陀羅、雲中弥陀来迎図、また、弘法大師や光明皇后など26巻にわたる写経がある。
西福寺(その2)
書院の裏手の庭は「25菩薩来迎の庭」と呼ばれており、開山上人が導かれた弥陀三尊の岩が山の中腹に、流れでる清水が浄土に向かう白道を、ここかしこにおかれた岩岩が25菩薩をあらわしているという。
店舗情報
店舗名 | 西福寺 |
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ホームページ | http://saifukuji.jp/ |
地図 |