蓮如上人の里芋が平

蓮如の里は、芋が平（芋ヶ平）集落跡地です。
　 蓮如上人の里は、蓮如上人が北陸をめぐり歩いていたときに、岩穴の中に身を隠して、迫害から難を避けたといわれる地。
　芋が平は、昭和30年頃までは百人以上の人が住んでいましたが昭和38年に襲った豪雪を境に村人は集落を離れていき今では廃村となりました。
　石碑には当時の各家々の配置図があり、相当な人が住んでいたことを窺わせます。
　家の跡には杉が植えられており合間には石組が残っています。

文明三年（1471年）初夏中旬の頃、本願寺破却の際蓮如上人は叡山の僧徒に追われ芋が平迄難を苦れた。
　この時畑仕事をしていた老婆に導かれ岩穴の中に身を隠され三度の食事の世話を受けた。
　やがて承認ご出立の際老婆に対し、「汝はわがための命の親な〇よい形見をえさせん」と穴字の名号を与えられた。
　これを岩屋の名号として今に伝えられている。